三重大学教育学部技術科の紹介

 

三重大学教育学部には「技術科」を正式名称とする組織はありません。

「技術科」は通称であり、通常、「技術教育コース」や「技術教育講座」

などを意味して使われている言葉です。また、三重大学大学院教育学研

究科教科教育専攻の「技術教育専修」も「技術科」の大学院などと呼ば

れています。

 

技術教育コース」は、学校教育教員養成課程のコースの1つです。

このコースの科目を履修することにより、中学校「技術」の教員免許お

よび小学校教員免許が取得できます。また、いくつかの科目の単位を加

えることにより高等学校「工業」の免許も取得できます。

職業生活、社会生活、家庭生活など様々な人間生活の基礎となる技術

の基本を修得するとともに、技術を支える学問の知識・方法を総合的に

学習することにより、技術に関する広い視野と教養が得られます。

技術教育コースの1学年の学生定員は8名(平成20年度)です。

教員需要の減少と共に以前の定員の半分以下になっています。少し寂しい

気もしますが、人数が少ない分、学生間または学生と教員の関係は密であり、

充実した学生生活が期待できます。

なお、入学試験では推薦入試と前期日程と分けて募集しています。

(平成20年度現在)

 

技術教育講座」は「技術教育コース」や「技術教育専修」の教育・研

究指導を主に担当する教員の組織です。「技術教育講座」を「技術科教室」

と呼ぶこともあります。現在の教員定員は5名です。機械、電気、材料

加工、情報、技術科教育法などを担当する教員がいます。

もちろん「技術教育コース」学生の教育は、「技術教育講座」教員だけ

で行われるのではなく、たとえば教職に関する専門科目は主に学校教育

講座教員が担当し、基礎教育科目も主に他講座教員が担当しています。

非常勤講師担当の授業もあります。

 

技術教育専修」は、大学院教育学研究科教科教育専攻の専修の1つで

す。生活に密着する科学としての技術科教育をその理論・実践両面から

のアプローチを通して深めて行くとともに、それをささえる電気工学、

機械工学、材料工学等の教育・研究を推進しています。

 2年間の修士課程を修了すると、中学校「技術」および高等学校「工

業」の専修教員免許が取得できます。(それぞれの1種免既得者の場合)

 

技術専門職員」、「技術科事務員

 「技術科」には、技術専門職員と事務員が各1名、配置されています。

 技術専門職員(文部科学技官)は、教員と共に、実験・実習の指導を

行うと共に、技術科教育に関わる技術的研究や、現場の技術教育の支援

活動も行っています。

 技術科事務員は、技術科の教育・研究が円滑に行われるよう、種々の

事務処理を行うとともに、物品、図書等の管理や技術科教員、学生のネ

ットワークの要の役割を果たしています。

 

技術棟

 技術科の実験実習室、研究室、事務室などは、教育学部本館(1号館、

2号館)とは別棟の、「技術棟」にあります。2階建ての建物で、一部

は情報教育課程も使用しています。なお、お隣には「音楽棟」さらにそ

の隣には「美術棟」があります。

 

 

 

 
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